短編
二人の愛が重なり伝説が生まれる、数えきれぬ夜を超え、巡り会う運命
天野巫女
天野王子
なに
ある砂漠の国の話
遠い昔、敦煌にある国が栄えていた、メソポタミアが栄えていた紀元前の時代にその国は生まれた、国の名前はジョエルと言う。他の国と少し違うのは国の王女と王子は人間じゃなかった、少し未来が見えて、そして国と言うより商売の街というのが特徴だった。
天野巫女が天から降りてくる、ひらひらと弧を描くように降りてくる、砂漠の何もない地に
羽衣を揺らしながら落ちてきた。
天野巫女「いるの?」
天野巫女が呼びかけると何もない砂漠のひとつまみが煌めき、砂たちが光り影のように人が姿を表す
天野王子「いるよ、私はいつでもどこにでもいる。」
天野巫女「ねえ、私たちの国はまだ小さく民も決して裕福と言えないわ、それにこの砂が
生活の基盤を奪うの、私たちは何もなくても大丈夫、けれど民は。」
天野王子「簡単だよ、水の道を作ろうじゃないか?オアシスから、地中から井戸を、水をもらうのさ。」
天野巫女「そうね、銀河にある知識を借りるのね?」
天野王子「ああ。」
砂漠の風が止むと月が姿を表す、青い満月が砂漠を幻想的に映し出す。
天野巫女が歌い出す
天野巫女「語り継ぐ、愛の都、ここは砂漠に囲まれた麗しの都、プレアデスの都
未来へ語れ、二人の愛を、慈しみをもて、我が民よ。」
天野王子「まだ未熟な二人の愛、生まれたばかり、月が笑いかける。いつの日にか未来の子供は、覚えているのか?」
天野巫女「今、始まったばかり、命たち、そこかしこにある愛を、感じとる。伝説が生まれる。」
砂漠の都ジョエルまだ始まったばかり。
天使
キャラ
女性
街並みの姿を見て書く
愛しい街並みが永遠に続くようにラブアンドピース送る、街なみが癒されますように
天使「みんな疲れてるわ。」
街には人々の部屋の明かりが見えたけれどもその顔は曇っている日々の生活、コロナ、愚痴、話したいことも、話せないままでは辛すぎる。
天使「愛を届けないと。」
天使が羽を広げて月の光を集める、羽根が色を変える
天使「よし、届けよう。」
色が変わった羽根達が家族の元へマンションの元へ届く。
天使「大丈夫かな?」
羽根が人々の元に届くと人々の怒りが消えて少し笑顔になる、その羽根たちが
天使の元へ帰ってくると。
天使「ああそんな辛いことがあったのね。」
天使の羽から人々の感情が届く怒りに嫉妬失意その全てが天使に入ってくる。
満ち足りてない心の穴を必死に埋めようとしている、願うなら幸せにけれどどうやるか、わからないまま、人は嘆き、迷う
天使「大丈夫、泣かないで、そばにいるから。」
天使が言葉をかけると、人々は安心を少し得る
いいことは、どこにでも転がっている、気づいたり気がつかなかったり
不変な世の中に普通を求めてしまう、本当はいるだけで幸せなのに